1日1組の古民家宿「KUMANO BASE」

樹齢800年を越す大樹、日本最古の温泉などがあり、「甦りの聖地」と呼ばれる世界遺産・熊野古道。そんな場所で、日々の喧騒を忘れて、本来の自分に戻れる場所として1日1組の古民家宿「KUMANO BASE」をつくります。

どこか懐かしい非日常を提供したい

みなさんにとって「帰りたくなる場所」ってありますか?

自分は大阪の岸和田市で生まれ育ちましたが、大学生の時に和歌山の自然と地域の方々の優しさに衝撃を受けたと同時にどこか懐かしい感じがしました。

そして、いつしか自分にとっての「第二の地元」が和歌山になりました。

徒歩圏内にコンビニがなかったり、夜になると真っ暗な街。
だけど、どこか落ち着いて自分と向き合い、本来の自分と再会できる場所
そんな場所があるかどうかが、人生を豊かにするための1つとして必要なんじゃないかと気づきました。

そして、今回のプロジェクトで挑戦することが、あなたにとって「甦りの場所」を作ること
訪れる人たちが日々の喧騒を忘れて、本来の自分に向き合い、また再出発できるような宿を目指します。

「甦りの聖地 熊野古道」がある本宮町について

和歌山県田辺市本宮町には、「歩ける世界遺産」と呼ばれる熊野古道の終点、熊野本宮大社があります。

熊野本宮大社の「大斎原」は日本で一番大きな鳥居として知られています。

熊野古道は、「蟻の熊野詣」と呼ばれるほど、最も多くの参詣者が歩いた道です。そこまで訪れる人々が多かったのは、信じる人も、女性も、貧しい人も、病気の人も、全ての人を受け入れる熊野だったから。人々は困難な道を歩き、行きながらにして新しい自分に生まれ変わるために、熊野に訪れました。

そんな熊野古道の終点である本宮町は、熊野本宮大社があるだけではなく、日本最古の湯「湯の峰温泉」や、川原から湧き出る70度以上の源泉を利用して露天風呂が作れる「川湯温泉」などが有名な温泉の町でもあります。

私としても、国家公務員を辞めてこれからどうして行こうかという時に、この町で自分と向き合い、再出発を決意した場所でもあります。

だからこそ、この町にある古民家を活用させてもらい「甦りの場所」として宿を始めることを決意しました。

KUMANO BASEについて

KUMANO BASEは、熊野本宮大社のお膝元にある1日1組限定の古民家宿です。
熊野本宮大社まで徒歩5分の位置にあり、徒歩圏内には飲食店やスーパーなどもあります。

古民家のそのままの状態をできる限り活かすことで、どこか懐かしく落ち着く場所にしたいと考えています。

KUMANO BASEでの特にオススメの場所は、庭に面した縁側です。
考え事をしたり、大切な人と話したり、落ち着いた時間を楽しむことができる空間です。

KUMANO BASEには、最大6名が泊まれる2部屋の寝室とリビング、キッチンがあり、大人数でもゆったりとくつろげる広い空間になっております。
内装は昔ながらの畳や襖になっており、落ち着ける空間となっています。

宿のコンセプトである「蘇り」を体現している「熊野」を宿の中にも取り入れたいと思っています。ウェルカムドリンクなど、宿で提供するものは熊野で生まれたものを使う予定です。

まだまだ準備中ではありますが、この場所が訪れてくださるお客様の「甦りの場所」になり、「また帰ってきたい」と思えるような空間を目指します。

最後に

あなたにとって「甦りの場所」をつくりたい。

その想いに加えて、私が実現したいことがあります。
それは、これから地方で新たな挑戦をする人が増えること。

地方だからこそできるチャレンジがある。その可能性をまだ未熟な自分自身が体現することで、「自分もチャレンジしたい」と想ってもらいたい。

今回のチャレンジは、自分としてはドキドキでワクワクするチャレンジですが、誰かの挑戦の後押しになれば幸いです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
改めてKUMANO BASEの応援をどうかお願い致します!