「ウェブサイトを作ったはいいけど、なかなかアクセスが集まらない…」
そんな悩みをお持ちのあなたへ。ウェブサイトにアクセスを集めるためには、SEO対策が欠かせません。SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、Googleなどの検索エンジンの検索結果ページで、ウェブサイトをより上位に表示させるための対策のことです。
SEO対策をしっかり行うことで、
- より多くのユーザーをウェブサイトに誘導できる
- ターゲットとするユーザーに的確に情報を届けられる
- 結果として、お問い合わせや商品の購入などに繋がりやすくなる
など、多くのメリットがあります。
今回は、SEO対策の基本から応用、そして具体的な施策までを網羅的に解説します。
これを読めば、SEO対策の全体像を掴み、具体的な行動に移せるようになるはずです。
ぜひ最後まで読んで、あなたのウェブサイトを成功に導きましょう!
1. SEOの基礎知識:検索エンジンの仕組みを理解しよう
SEO対策を始める前に、まずは検索エンジンの仕組みを理解しておきましょう。
Googleなどの検索エンジンは、ユーザーが入力したキーワードに基づいて、インターネット上にある膨大な数のウェブサイトの中から、関連性の高いものを選び出し、ランキング形式で表示しています。
このランキングを決定する要素は、Googleが公式に公表しているものだけでも200以上あると言われていますが、その中でも特に重要とされているのが、
- 関連性
- 権威性
- ユーザビリティ
の3つです。
1-1. 関連性:ユーザーの検索意図とコンテンツの一致
「関連性」とは、ユーザーが検索したキーワードと、ウェブサイトのコンテンツがどれだけ一致しているかを示す指標です。
例えば、「SEO対策」というキーワードで検索した場合、SEO対策について詳しく解説しているページの方が、単に「SEO」という言葉が使われているだけのページよりも、関連性が高いと判断されます。
検索エンジンは、ページタイトルや見出し、本文の内容、画像のalt属性など、様々な要素を分析し、ユーザーの検索意図に合致したコンテンツかどうかを判断しています。
重要なのは、ただキーワードを詰め込めばいいというわけではなく、ユーザーの検索意図を汲み取り、ニーズに合った情報を提供することです。
1-1-1. 検索意図を分析する
ユーザーが「SEO対策」というキーワードで検索する際、
- SEO対策とは何かを知りたいのか?
- 具体的なSEO対策の方法を知りたいのか?
- SEO対策の成功事例を知りたいのか?
- SEO対策を代行してくれる業者を探しているのか?
など、様々な意図が考えられます。
ウェブサイトに訪れるユーザーの検索意図を分析し、それぞれの意図に合致したコンテンツを用意することで、ユーザーの満足度を高め、検索エンジンからの評価にも繋げることができます。
- キーワードの種類を把握する
- 情報収集型キーワード: 「SEO対策とは」「SEO対策 方法」など、情報収集を目的としたキーワード
- 商品購入型キーワード: 「SEO対策 ツール おすすめ」「SEO対策 会社」など、商品購入を検討しているキーワード
- ナビゲーション型キーワード: 「Google Search Console」など、特定のウェブサイトへのアクセスを目的としたキーワード
- サジェストキーワードを確認する
- Google検索窓に入力したキーワード候補として表示されるサジェストキーワードは、ユーザーの検索意図を把握する上で参考になります。
- 競合サイトを分析する
- 上位表示されている競合サイトが、どのようなコンテンツでユーザーの検索意図に応えているかを分析しましょう。
1-2. 権威性:信頼できるウェブサイトであることを示す
「権威性」とは、ウェブサイトがどれだけ信頼できる情報源であるかを示す指標です。
権威性の高いウェブサイトは、他のウェブサイトから多くリンクされていたり、ソーシャルメディアで頻繁にシェアされていたりします。
検索エンジンは、このような外部からの評価を参考に、ウェブサイトの権威性を判断しています。
1-2-1. 被リンクを増やす
被リンクとは、他のウェブサイトから自分のウェブサイトへ張られたリンクのことです。
被リンクは、検索エンジンに対して、「このウェブサイトは、他のウェブサイトからも信頼されている」というシグナルを送る役割を果たします。
そのため、被リンクを増やすことは、ウェブサイトの権威性を高める上で非常に有効な手段となります。
- 質の高いコンテンツ作成: 他のウェブサイトから参照したくなるような、有益でオリジナリティの高いコンテンツを作成しましょう。
- ゲストブログの執筆: 関連性の高いテーマの外部ブログに、自社サイトへのリンクを含めた記事を寄稿する。
- SNSでの情報発信: ウェブサイトのコンテンツをSNSで共有し拡散することで、被リンク獲得の機会を増やす。
- 業界団体・関連サイトへの登録: 業界団体や関連サイトに自社サイトを登録し、被リンクを獲得する。
- 広報活動: プレスリリース配信サービスなどを利用し、メディアに取り上げられるように働きかける。
1-2-2. ソーシャルメディアを活用する
FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアで、ウェブサイトのコンテンツがシェアされたり、いいね!やリツイートなどの反応を得たりすることは、検索エンジンからの評価向上に繋がると言われています。
積極的にソーシャルメディアを活用し、ユーザーとのエンゲージメントを高めることで、ウェブサイトの権威性を高めていきましょう。
- ターゲットに合ったSNSを選択: 利用者層や情報拡散の仕方が異なるため、自社サイトのターゲットに合ったSNSを選ぶ。
- 有益な情報を発信: フォロワーにとって価値のある情報を発信し、エンゲージメントを高める。
- ビジュアルを効果的に活用: 写真や動画を積極的に活用し、ユーザーの目を引くような投稿を心がける。
- フォロワーとのコミュニケーション: コメントやDMに返信するなど、双方向のコミュニケーションを大切にする。
1-3. ユーザビリティ:ユーザーにとって使いやすいウェブサイトであること
「ユーザビリティ」とは、ユーザーにとってどれだけ使いやすく、快適なウェブサイトであるかを示す指標です。
具体的には、
- ページの読み込み速度が速い
- スマートフォンに対応している
- デザインが見やすく、情報が整理されている
- ナビゲーションが分かりやすく、目的のページにたどり着きやすい
などが挙げられます。
検索エンジンは、ユーザーが快適にウェブサイトを閲覧できるかどうかを重視しており、ユーザビリティの高いウェブサイトを高く評価します。
1-3-1. ページスピードを改善する
ページの読み込み速度が遅いと、ユーザーがストレスを感じてしまい、ウェブサイトから離脱してしまう可能性があります。
Googleは、ページスピードもランキング要因の一つとして明言しています。
- 画像の最適化: 画像のファイルサイズを圧縮したり、適切なフォーマット(JPEG, PNG, SVGなど)を使用することで、ページの読み込み速度を改善できます。
- 画像圧縮ツール: TinyPNG, Compressor.ioなど
- ブラウザキャッシュの活用: 一度読み込んだファイルをブラウザに保存しておくことで、次回アクセス時の読み込み速度を向上させることができます。
- .htaccessファイルなどにキャッシュ有効化の設定を記述する
- サーバーのレスポンス速度を向上させる: サーバーの性能を向上させたり、CDN (Content Delivery Network) を導入することで、サーバーからのデータ転送速度を向上させることができます。
- CDNサービス: Cloudflare, AWS CloudFrontなど
- コードの軽量化: HTML, CSS, JavaScriptなどのコードを圧縮したり、不要なコードを削除することで、ファイルサイズを削減し、ページの読み込み速度を向上させることができます。
- コード圧縮ツール: UglifyJS, CSSNanoなど
1-3-2. モバイルフレンドリーに対応する
現在では、パソコンよりもスマートフォンでインターネットを利用するユーザーの方が多いと言われています。
そのため、スマートフォンに対応したウェブサイト設計(モバイルフレンドリー)は、SEO対策において非常に重要となっています。
- レスポンシブWebデザインを採用: 画面サイズに合わせてレイアウトが自動的に調整されるレスポンシブWebデザインを採用することで、あらゆるデバイスで快適に閲覧できるウェブサイトを構築できます。
- モバイルファーストインデックスへの対応: Googleは、モバイル版のページを評価基準とする「モバイルファーストインデックス」を採用しています。モバイル版ページの内容を充実させ、PC版と同様の情報が得られるようにしましょう。
- モバイルユーザビリティテストの実施: Googleが提供するモバイルユーザビリティテストツールなどを活用し、自社サイトのモバイルユーザビリティをチェックし、問題点があれば改善しましょう。
- モバイルユーザビリティテストツール: Google Search Console
2. SEO対策の基本:ウェブサイト内部の改善から始めよう
SEO対策には、ウェブサイト内部の改善を行う「内部対策」と、ウェブサイト外部からの評価を高める「外部対策」の2種類があります。
まずは、比較的取り組みやすく、効果を実感しやすい内部対策から見ていきましょう。
2-1. キーワード選定:ユーザーの検索意図を捉えよう
ウェブサイトへのアクセスを増やすためには、ターゲットとするユーザーがどのようなキーワードで検索しているかを分析し、適切なキーワードを選定することが重要です。
キーワード選定には、
- Googleキーワードプランナーなどのツールを使う
- 関連するキーワードで検索してみて、競合サイトがどのようなキーワードを使っているかを調べる
- ウェブサイトのアクセス解析を行い、ユーザーがどのようなキーワードでウェブサイトに訪れているかを分析する
などの方法があります。
2-1-1. キーワード調査ツールの活用
Googleキーワードプランナーは、Googleが無料で提供しているキーワード調査ツールです。
キーワードプランナーでは、
- 特定のキーワードの月間検索ボリューム
- 競合が多いキーワード
- 関連キーワード
などを調べることができます。
- Googleアカウントにログインした状態で、https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/ にアクセスする。
- 「新しいキーワードを見つける」または「検索ボリュームと予測を取得する」を選択する。
- 調査したいキーワード、またはウェブサイトのURLを入力する。
- ターゲットとする地域や言語などを設定する。
- 「結果を表示」をクリックする。
2-1-2. 競合サイトの分析
競合サイトがどのようなキーワードで上位表示されているかを調べることは、自社ウェブサイトのキーワード選定において非常に参考になります。
競合サイトの分析には、
- SEO分析ツールを使う
- 競合サイトのソースコードを見る
などの方法があります。
- SEMrush: キーワード調査、競合サイト分析、被リンク分析など、SEO対策に必要な機能を網羅したオールインワンツール
- Ahrefs: 被リンク分析に特化したツール。競合サイトの被リンク状況を分析することで、自社サイトの被リンク獲得戦略に役立てることができます。
- 競合サイトにアクセスする。
- ページ上の何もないところで右クリックし、「ページのソースを表示」を選択する。
- 表示されたソースコードの中から、「」タグや「」タグなどを確認する。
2-1-3. アクセス解析データの活用
Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを導入していれば、ユーザーがどのようなキーワードでウェブサイトに訪れているかを分析することができます。
アクセス解析データは、キーワード選定だけでなく、ウェブサイト全体の改善にも役立つ貴重な情報源となります。
- Google Analyticsにログインする。
- 左側のメニューから「集客」>「Search Console」>「検索クエリ」を選択する。
- 表示された表で、ユーザーがウェブサイトに訪れる際に利用したキーワードを確認できます。
2-2. タイトルタグの最適化:検索結果に表示される重要な要素
タイトルタグとは、ウェブサイトのページタイトルを表示するHTMLタグです。
タイトルタグは、検索結果に表示されるページタイトルとして使用されるため、ユーザーがウェブサイトをクリックするかどうかを左右する、非常に重要な要素です。
タイトルタグを最適化するには、
- ターゲットキーワードを必ず入れる
- タイトルは具体的に、分かりやすく記述する
- 文字数は30文字程度を目安にする
などの点に注意しましょう。
2-2-1. ターゲットキーワードをタイトルタグの前半に入れる
タイトルタグは、前半部分ほど重要度が高いとされています。
そのため、ターゲットキーワードは、できるだけタイトルタグの前半に入れるようにしましょう。
- 悪い例: 美味しいレシピがたくさん!料理ブログ|〇〇キッチン
- 良い例: 〇〇キッチン|初心者さんも簡単!美味しいレシピを毎日更新
2-2-2. タイトルタグは各ページ固有のものにする
すべてのページで同じタイトルタグを設定してしまうと、検索エンジンから「内容の薄いウェブサイト」と判断されてしまう可能性があります。
各ページの内容を適切に表す、固有のタイトルタグを設定しましょう。
2-3. メタディスクリプションの最適化:クリック率向上に繋がる
メタディスクリプションとは、検索結果に表示されるページの説明文です。
タイトルタグと同様に、ユーザーがウェブサイトをクリックするかどうかを左右する重要な要素であるため、魅力的な説明文を記述する必要があります。
メタディスクリプションを最適化するには、
- ページの内容を簡潔に要約する
- ターゲットキーワードを盛り込む
- 行動喚起となるような言葉を入れる
などの点に注意しましょう。
2-3-1. メタディスクリプションは120文字以内に収める
メタディスクリプションは、検索結果ページで120文字以上は表示されません。
簡潔に分かりやすく、ページの内容をまとめるようにしましょう。
2-3-2. メタディスクリプションも各ページ固有のものにする
タイトルタグと同様に、メタディスクリプションも各ページ固有のものを作成しましょう。
2-4. 見出しタグの活用:ページ構造を分かりやすく伝えよう
見出しタグとは、ウェブサイトの本文内に見出しを設定するためのHTMLタグです。
見出しタグを適切に使うことで、ページ構造を分かりやすくすることができます。
また、見出しタグにはキーワードを含めることがSEO対策として有効です。
見出しタグは、重要度に応じて <h1> から <h6> まで6段階のタグがありますが、SEO対策の観点では、<h1> タグはページタイトルと同一であることが多いため、<h2> から <h3> タグを効果的に使用することが重要です。
2-4-1. 見出しタグは階層構造を意識して使う
見出しタグは、見出しの重要度に応じて、正しく階層構造を意識して使用することが重要です。
例えば、
- <h2>:大見出し
- <h3>:中見出し
- <h4>:小見出し
というように、階層構造を意識して見出しタグを使い分けることで、検索エンジンがページの内容を理解しやすくなり、SEO効果を高めることができます。
2-4-2. 見出しタグだけを読んでも内容が理解できるようにする
見出しタグは、ユーザーにとっても、ページの内容を理解するための重要な要素です。
見出しタグだけを読んでも、ページの内容が大体把握できるような、分かりやすい見出しタグを設定するように心がけましょう。
2-5. コンテンツSEO:ユーザーにとって価値ある情報を発信しよう
SEO対策において最も重要なのは、ユーザーにとって価値のある、質の高いコンテンツを配信することです。
ユーザーの検索意図を満たす、オリジナリティがあり、網羅性・正確性の高いコンテンツを制作することで、検索エンジンからの評価を高めることができます。
コンテンツSEOでは、
- ターゲットキーワードを意識したコンテンツを作成する
- ユーザーの検索意図を深く掘り下げ、ニーズに応える情報提供を心がける
- 図表や画像を効果的に活用し、分かりやすく読みやすいコンテンツにする
- 定期的にコンテンツを更新し、鮮度を保つ
などの点が重要となります。
2-5-1. ユーザーの検索意図を意識したコンテンツを作成する
コンテンツを作成する際は、まず、ユーザーがどのような情報を求めているかを明確にする必要があります。
キーワード調査ツールなどを活用して、ユーザーの検索意図を分析し、ニーズに合致したコンテンツを作成することで、検索エンジンからの評価を高めることができます。
2-5-2. オリジナリティの高いコンテンツを作成する
他のウェブサイトと似たようなコンテンツを作成しても、検索エンジンからの評価は高まりません。
独自性のある、価値のあるコンテンツを作成することで、ユーザーの心を掴むとともに、検索エンジンからの評価も高めることができます。
- 独自の視点や切り口で情報をまとめる: ありきたりな情報ではなく、独自の視点や切り口で情報をまとめることで、他のサイトとの差別化を図りましょう。
- 体験談や事例を交える: 実際に体験したことや具体的な事例を交えることで、より説得力のあるコンテンツになります。
- 専門知識を活かす: 専門知識や経験を活かしたコンテンツは、他のサイトでは得られない貴重な情報となります。
2-5-3. 網羅性・正確性の高いコンテンツを作成する
ユーザーが求めている情報を網羅的に、そして正確に提供することで、ユーザーの満足度を高めることができます。
また、専門性の高いコンテンツを提供することで、ウェブサイトの権威性を高めることにも繋がります。
- 信頼できる情報源を明記する: 統計データや論文などを引用する場合は、必ず出典元を明記しましょう。
- 最新の情報に更新する: 情報が古くなっていないか定期的に確認し、必要があれば最新の情報に更新しましょう。
- 誤字脱字をなくす: 誤字脱字が多いと、ウェブサイトの信頼性を損なう可能性があります。公開前に必ず見直しを行いましょう。
2-5-4. 図表や画像を効果的に活用する
文章ばかりのコンテンツは、読みづらく、ユーザーの離脱に繋がってしまう可能性があります。
図表や画像を効果的に活用することで、コンテンツの内容をより分かりやすく伝えることができます。
- 文章を補足する: 文章だけでは伝わりにくい情報を、図表や画像を使って分かりやすく説明する。
- ビジュアルでユーザーの目を引く: 文章ばかりのページに画像を入れることで、視覚的にユーザーの目を引き、読み進めてもらいやすくする。
- 感情に訴えかける: 写真やイラストを使うことで、ユーザーの感情に訴えかけ、共感を得やすくする。
3. SEO対策の応用:外部対策と分析・改善
ウェブサイト内部の対策が完了したら、次は外部対策にも取り組みましょう。
外部対策は、他のウェブサイトから自分のウェブサイトへリンクを獲得することを目的とした施策です。
被リンクの獲得は、検索エンジンからの評価を向上させるために非常に有効ですが、不自然なリンクは逆にペナルティを受ける可能性もあるため注意が必要です。
3-1. 被リンク獲得:自然なリンクを増やそう
被リンクを獲得するためには、
- 質の高いコンテンツを制作し、他のウェブサイトから参照されるようにする
- SNSでコンテンツを拡散する
- 業界団体や関連サイトにウェブサイトを掲載してもらう
- ブログやフォーラムでウェブサイトを紹介する
などの方法があります。
3-1-1. 質の高いコンテンツで被リンクを誘導する
他のウェブサイトから「このサイトは参考になる!」と思ってもらえるような、質の高いコンテンツを制作することが、被リンク獲得の第一歩です。
3-1-2. ゲストブログで被リンクを獲得する
他のブログにゲスト記事を寄稿し、自社ウェブサイトへのリンクを掲載してもらう方法です。
関連性の高いジャンルのブログに、質の高い記事を寄稿することで、被リンク獲得と同時に、新規ユーザーの獲得も見込めます。
- 寄稿先ブログを探す: 自社サイトと関連性の高いテーマを扱っているブログを、Google検索やブログランキングサイトなどを利用して探す。
- 寄稿を申し込む: 各ブログの寄稿ガイドラインを確認し、必要であれば担当者に連絡を取り、寄稿を申し込む。
- 記事を執筆する: 寄稿先の読者にとって有益な情報を盛り込みつつ、自社サイトへの自然なリンクを含めた記事を執筆する。
- 記事を公開する: 寄稿先のブログ担当者のチェックを受け、記事が公開されたら、SNSなどで拡散する。
3-1-3. インフルエンサーにウェブサイトを紹介してもらう
SNSなどで影響力のあるインフルエンサーに、自社ウェブサイトを紹介してもらう方法です。
インフルエンサーの影響力は絶大で、多くのユーザーにウェブサイトを知ってもらうきっかけとなります。
- インフルエンサーに商品・サービスを体験してもらい、レビュー記事を書いてもらう。
- インフルエンサーに自社サイトを紹介する記事・動画を制作してもらう。
- インフルエンサーのSNSアカウントで、自社サイトの広告を掲載してもらう。
3-2. アクセス解析:効果検証と改善を繰り返そう
SEO対策は、一度行えば終わりというわけではありません。
アクセス解析ツールなどを活用し、
- どのようなキーワードでユーザーがウェブサイトに訪れているのか
- どのページがよく閲覧されているのか
- どのページからユーザーが離脱しているのか
などを分析し、改善を繰り返していくことが重要です。
3-2-1. Google Analyticsでアクセス状況を把握する
Google Analyticsは、Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。
ウェブサイトへのアクセス状況を詳細に分析することができます。
- Googleアカウントを作成する。
- Google Analyticsにアクセスし、アカウントを作成する。
- ウェブサイトの情報を入力し、「トラッキングID」を取得する。
- 取得したトラッキングIDを、ウェブサイトのすべてのページのHTMLのタグ内に貼り付ける。
3-2-2. Google Search Consoleで検索パフォーマンスをチェックする
Google Search Consoleは、Google検索におけるウェブサイトのパフォーマンスを確認できるツールです。
どのようなキーワードで検索されているか、クリック率や平均掲載順位などを確認することができます。
- Googleアカウントにログインした状態で、Google Search Consoleにアクセスする。
- 「プロパティを追加」ボタンをクリックし、ウェブサイトのURLを入力して登録する。
- Google Search Consoleがウェブサイトの所有者確認を行うため、表示される手順に従って操作する。
3-2-3. 問題点を見つけ、改善策を実行する
アクセス解析ツールで得られたデータをもとに、ウェブサイトの問題点を見つけ、改善策を実行していくことが重要です。
- 特定のキーワードからのアクセスが多いページ: そのキーワードに関連するコンテンツを追加したり、関連商品の広告を掲載することで、ユーザーの更なる行動を促進する。
- 直帰率が高いページ: ページの内容が分かりづらい、情報が不足している、デザインが見づらいなどの可能性があるため、改善を検討する。
- 離脱率が高いページ: ページの内容に興味を持てなかった、次のアクションが分かりづらいなどの可能性があるため、改善を検討する。
4. SEO対策の具体例:業種別に見る成功事例
ここでは、SEO対策の成功事例を業種別に紹介します。
4-1. ECサイト:キーワード選定と商品ページの充実
ECサイトでは、「商品名 + 通販」といったキーワードで検索するユーザーが多いため、キーワード選定が重要になります。
また、商品ページでは、商品画像を充実させたり、商品説明文を分かりやすくしたりするなど、ユーザーが求める情報を網羅的に掲載することが重要です。
成功事例:おしゃれな家具を販売するECサイト
- ターゲットキーワードを分析し、「北欧風 ソファ」といった複合キーワードで上位表示を目指す
- 商品ページにサイズや素材、カラーバリエーションなどの情報を詳細に掲載する
- 360度ビューなど、商品の魅力が伝わる画像を複数掲載する
- 顧客レビューを掲載し、購入の参考になる情報を提供する
- 関連商品のレコメンド機能を実装し、回遊率向上とクロスセルを狙う
これらの施策により、検索エンジンからの流入増加と売上アップを実現しました。
4-2. 企業サイト:専門性をアピールし、信頼を獲得
企業サイトでは、ターゲットとなる顧客層を明確化し、その層が求める情報を発信することで、専門性をアピールすることが重要です。
また、会社概要や実績などを充実させることで、信頼性を高めることも重要です。
成功事例:ITコンサルティング会社
- 「ITコンサルティング」といったビッグキーワードではなく、「中小企業向け ITコンサルティング」といったニッチなキーワードで上位表示を目指す
- ブログでIT関連の最新情報やノウハウを発信し、専門性をアピールする
- セミナーやウェビナーを開催し、顧客との接点を増やす
- 顧客事例を掲載し、実績をアピールする
- お問い合わせフォームを分かりやすい場所に設置し、顧客との接点を増やす
これらの施策により、問い合わせ件数増加に繋げました。
4-3. ブログ:有益な情報を発信し、ファンを獲得
ブログでSEO対策を行う場合は、ユーザーにとって有益な情報を発信し続けることが重要です。
また、SNSなどを活用して拡散することで、より多くのユーザーにブログを見てもらうことができます。
成功事例:美容に関するブログ
- 「スキンケア」などのビッグキーワードではなく、「30代 乾燥肌 スキンケア」といったニッチなキーワードで上位表示を目指す
- 読者の悩みを解決できるような、具体的で分かりやすい記事を執筆する
- 実際に使用したコスメのレビュー記事など、信憑性の高い情報を提供する
- 画像や動画を効果的に活用し、読みやすい記事作りを心がける
- SNSで記事を拡散し、認知度向上を図る
これらの施策により、アクセス数増加と広告収入増加を実現しました。
まとめ:SEO対策でウェブサイトを成長させよう
この記事では、SEO対策の基本から応用、そして具体的な事例までを紹介しました。
SEO対策は、ウェブサイトを成長させるために欠かせないものです。
今回の内容を参考に、ぜひSEO対策に取り組んでみてください。
今回のポイント
- SEO対策は、ウェブサイトにアクセスを集め、成果に繋げるために重要
- 内部対策と外部対策の両方が大切
- ユーザーにとって価値のあるコンテンツを制作することが重要
- アクセス解析を行い、改善を繰り返す
SEO対策は、すぐに効果が出るものではありませんが、継続することで、必ず成果に繋がるはずです。
アクセスが増えてるのに、なかなかお問い合わせに繋がらないなどの次の悩みが出た際は、コンバージョン率を上げる方法を解説した記事を合わせてご覧ください。